型落ちの自動車でも廃車にする前に思い留まろう

ずっとセダンタイプの車に乗っていた私たち夫婦だったけれど、チャイルドシートの取り付けが大変だからという理由で、子供が産まれてからワンボックスタイプのファミリーカーに乗り換えた。ワンボックスタイプは出入り口が広く車高も高いので、子供を乗せるのがとても楽になった。それに子供のオムツを替えるときも、後部座席や荷物のスペースをオムツ台代わりにもできるし、車の中で助手席と後部座席とを行き来できるのも便利だということがわかった。二人目が産まれてから、私たちは家族四人であちこち出かけた。たくさんの思い出を作ることができ、大げさかもしれないけれど私たちの愛車は私たちにとって5人目の家族のようだった。

購入した当初はまだピカピカの新車でみんなに羨ましがられたけれど、もう10年以上も乗っているので今ではすっかり型落ちの車になってしまった。
(参考:荒い運転をしていればすぐに廃車になるのは当然

それに10万キロを超えてしまったので、最近では部品の不具合がよく出る。子供たちはすっかり落ち着いてしまったので、また再びセダンにしようかと夫と話している。今までずっと私たちと一緒にいてくれた車とお別れと思うと、とても寂しいけれど…。

それにまだまだ走れるのに、廃車になってしまうと思うと…たまらない気持ちになるのだった。ところが夫が調べてくれた情報によると、型落ちの自動車でも買い取り専門業者なら引き取ってくれ、さらに海外に売ってくれるんだそうだ。てっきりスクラップにされてしまうのかと思っていたので、それを聞いて何だか安心してしまった。また私たちの車がどこかの国で元気に走ってくれるかもしれない。そう考えたら、型落ちの自動車でも廃車にする前に思い留まった方がいいのだなと痛感したのだった。